リフォームで失敗しない!壁と床の色選びのポイントを徹底解説



■はじめに



リフォームにおいて壁や床の色選びは、空間全体の雰囲気や居心地に大きな影響を与えます。しかし、色の選択を誤ると「思った以上に部屋が暗くなった」「家具と合わず統一感がない」など、後悔するケースが少なくありません。実際に、リフォーム後に「色選びに失敗した」と感じる人も多く、最初に計画を立てずに進めた結果、納得のいかない仕上がりになることがあります。本記事では、よくある色選びの失敗例とその原因を詳しく解説し、失敗を防ぐためのポイントをお伝えします。正しい知識を持って色を選ぶことで、理想の空間を実現し、長く快適に過ごせるインテリアに仕上げるための手助けになるはずです。


■色選びで失敗しがちなケースとその原因

・一般的な失敗例


色選びでの失敗は、特にリフォームやインテリアデザインにおいて多くの人が直面する問題です。以下に、一般的な失敗例を紹介します。


まず、部屋の広さや照明を無視した色選びがよくあります。小さな部屋で暗い色を選ぶと、空間が狭く見えて圧迫感が増す一方、広い部屋で明るい色を使いすぎると、冷たい印象を与えることがあります。また、照明の色や強さによって、実際の色の見え方が変わるため、自然光と照明のバランスを考慮しないと、思っていた印象と異なる結果になることが多いです。


次に、家具や床との調和を欠く色選びも典型的な失敗例です。壁の色だけにこだわりすぎて、他の要素とのコーディネートがうまくいかないケースがあります。たとえば、床が木目調であっても、壁に合わない色を選ぶと全体のバランスが崩れ、雑然とした印象になります。


最後に、トレンドに流されすぎることもよくある問題です。流行の色を採用しても、自分の好みや部屋の用途に合わないと、後悔することがあります。色選びは個人のライフスタイルや長期的な視点も考慮することが重要です。


・失敗を避けるためには慎重な計画が必要!?


色選びで失敗を避けるためには、慎重な計画が不可欠です。まず、壁や床の色は部屋全体の雰囲気に大きな影響を与えるため、選び方によっては空間が狭く感じたり、暗くなったりする可能性があります。また、照明や家具とのバランスを考慮しないと、統一感のない部屋になり、思い描いたインテリアが実現できないこともあります。さらに、色の心理的効果も重要です。例えば、赤や黄色は活力を与える一方で、過度に使用すると落ち着かない空間になることがあります。計画段階で自分の好みやライフスタイルをしっかりと反映し、空間全体のバランスや調和を考えることで、リフォーム後の満足度が高まります。そのため、色選びには時間をかけ、慎重に検討することが重要です。


■ 壁と床の色を選ぶ際の基本ルール

・色のトーンとバランス:明るい色 vs. 暗い色、中間色の使い方


「色のトーンとバランス」は、壁と床の色選びにおいて非常に重要なポイントです。


明るい色:部屋を広く見せ、開放感を与える効果があります。

特に小さな部屋や自然光が少ない空間では、白やベージュなどの明るいトーンを選ぶことで、空間がより広く感じられます。

暗い色:落ち着きや重厚感を演出し、大きな部屋に温かみを加えたい場合に適しています。ダークブラウンやネイビーなどの色を使うことで、上質な印象を持たせることが可能です。また、中間色:明るさと暗さのバランスを取るのに最適で、グレーや淡いブルーなどを使用することで、壁と床の調和を保ちながら個性を引き出せます。色のトーンを調整し、全体のバランスを保つことが、失敗しない色選びの基本です。


・色の心理的効果:色が人の気持ちや空間の印象に与える影響


色には心理的効果があり、壁や床の色が空間の印象や人の気持ちに大きく影響を与えます。たとえば、「青や緑」はリラックスや安定感をもたらす色とされ、寝室やリビングなど、落ち着きを求める空間に適しています。反対に、「赤やオレンジ」は活力やエネルギーを感じさせ、活発さが求められるキッチンやダイニングに使用されることが多いです。また、「白やベージュ」などのニュートラルカラーは清潔感や広がりを感じさせ、どの部屋にも使いやすい万能な色です。しかし、選び方を間違えると、寒々しい印象を与えることもあるため、アクセントカラーのバランスが重要です。最終的には、部屋の用途や住む人の性格に合った色選びが、快適で調和のとれた空間を作り出す鍵となります。

部屋の広さと照明に合わせた色選び:狭い部屋を広く見せる色、大きい部屋に落ち着きを与える色。



狭い部屋を広く見せるためには、明るい色や淡い色を選ぶことがポイントです。白やアイボリー、パステルカラーなどの反射率が高い色は、光を多く反射し、空間を広く感じさせます。また、天井や壁を同系色にすることで、境界が曖昧になり、部屋全体に一体感が生まれます。一方、大きい部屋には、落ち着きを与えるために、ダークカラーや中間色が効果的です。ネイビーやダークグレーなどの重厚感のある色は、空間を引き締め、居心地の良さを演出します。さらに、照明との組み合わせも重要で、狭い部屋では自然光を生かした明るい照明、大きい部屋では温かみのある間接照明を使うと、より効果的に色の効果を引き出せます。


■壁と床の色の具体的な組み合わせ例


・トレンドの色の組み合わせ


2024年のリフォームにおけるトレンド色は、自然や環境を意識した「ニュートラルカラー」が注目されています。ニュートラルカラーというのは、明るめの自然素材をイメージさせるようなナチュラルな色合いを指しています。具体的には、ベージュやグレーなどの落ち着いた色合いが人気で、特に「ウォームグレー」や「サンドベージュ」は壁と床の組み合わせにおいて多く使われています。また、アクセントカラーとして「深緑」や「ダスティブルー」などの落ち着きがありつつも個性的な色が取り入れられ、自然な色調を引き立てています。これらのトレンド色を使用することで、空間全体に穏やかさと温かみをもたらし、リラックスできる住空間を実現できます。トレンドを取り入れつつも、自分のライフスタイルやインテリアに合った色の組み合わせを選ぶことが重要です。

                              (ダスティブルーの壁色例)

画像転用先:https://item.rakuten.co.jp/kabegamiyahonpo/rkik-phw-photo145-75498/


・失敗しにくいベーシックな組み合わせ


リフォームにおいて、失敗しにくい色の組み合わせとして最もベーシックなのは、「白やベージュ、グレー」といったニュートラルカラーをベースにしたものです。これらの色はどのようなインテリアスタイルにも調和しやすく、空間を広く見せる効果もあります。例えば、床に「ライトグレー」を選び、壁を「ホワイト」にすることで、清潔感とモダンな雰囲気が演出されます。また、「ベージュの床」に「アイボリーの壁」という組み合わせも、暖かみがありながら落ち着いた空間を作りやすいです。このように、ニュートラルカラーを使うことで、将来的に家具やインテリアを変えても相性が良いため、長期的にも失敗が少ない選択となります。


・個性を出すカラーコーディネート


アクセントカラーを使うことで、部屋全体に個性を加え、空間をより魅力的にすることができます。基本的には、壁や床のベースカラーがニュートラルな場合、アクセントカラーを小物や一部の壁に取り入れることで、全体のバランスを保ちながら個性を際立たせられます。例えば、グレーの壁に鮮やかなブルーやイエローをポイントとして加えると、洗練された印象が強調されます。冒険する場合は、濃い色や対照的なカラーを大胆に使うのも効果的ですが、使い過ぎると空間が圧迫感を感じやすいため、バランスが重要です。また、アクセントカラーは家具やカーテンなどのインテリアとの調和も考慮し、全体のテーマに統一感を持たせることで、個性的かつ居心地の良い空間を作り出すことが可能です。


■ 壁と床の素材による色選びのコツ

・フローリングやタイルの質感と色の選び方


フローリングやタイルの質感と色の選び方は、空間の印象を大きく左右します。まず、フローリングの質感は大きく分けて光沢のある「鏡面仕上げ」と自然な風合いを生かした「マット仕上げ」があり、光沢のあるものは高級感や明るさを演出し、マットなものは落ち着きや温かみを与えます。色選びでは、ライトカラーのフローリングは部屋を広く見せ、ダークカラーは重厚感を持たせますが、汚れが目立ちにくいという実用面も考慮すると良いでしょう。

                                (鏡面仕上げの床の例)

一方、タイルの質感は滑らかで光を反射する「グロス仕上げ」や、手触り感がありナチュラルな「マット仕上げ」があり、グロスはモダンで清潔感が強調され、マットはリラックスした雰囲気を演出します。色に関しては、白やグレー系はシンプルで洗練された印象を与え、ベージュやブラウン系は暖かみと親しみやすさを持たせる効果があります。質感と色のバランスを考え、部屋全体の調和を意識した選び方がポイントです。


                               (マット仕上げの床の例)

・クロスや塗装の質感と色の関係


クロスや塗装の質感は、リフォームにおける色選びに大きな影響を与えます。クロス(壁紙)の質感は、マットやグロス(光沢)、エンボス加工など様々で、光の反射具合によって色の見え方が変わります。例えば、マットなクロスは落ち着いた印象を与え、シックな色合いを引き立てます。一方、光沢のあるクロスは光を反射し、同じ色でも明るく感じることがあります。


塗装も同様に、塗料の種類や仕上げによって質感が変わり、色が強調されたり、逆に穏やかに見えたりします。つや消しの塗装は自然な質感を生み出し、ナチュラルな空間に向いていますが、光沢のある塗装はモダンで洗練された雰囲気を作り出します。このように、質感と色の組み合わせを考慮することが、空間全体の雰囲気を左右する重要な要素となります。



■部屋ごとの色選びのポイント


・リビング:広がりやくつろぎを感じる色選びのコツ


リビングの色選びでは、居心地の良さと広がり感を重視することが重要です。一般的に、リビングは家族が集まる場所であり、くつろぎや快適さを提供する必要があります。明るい色、特にベージュやライトグレーなどのニュートラルな色は、空間を広く感じさせ、他のインテリアとも調和しやすいです。一方で、アクセントとして壁の一部に濃い色や温かみのある色を取り入れることで、部屋に個性や奥行きを加えることも可能です。ただし、暗すぎる色や派手すぎる色は、圧迫感を与える場合があるため、バランスに注意が必要です。

・寝室:リラックスできる落ち着いた色の組み合わせ



寝室は心身をリラックスさせ、快適な睡眠を促す空間であるため、色選びは非常に重要です。リラックス効果を高めるには、自然の色合いに近い落ち着いたトーンを選ぶのがポイントです。例えば、「ブルーやグリーン系」は穏やかな印象を与え、精神を安定させる効果があります。また、「ベージュや淡いグレー」などのニュートラルカラーは視覚的に刺激が少なく、リラックス感を演出します。濃い色を使う場合は、アクセントとして壁一面やファブリックに取り入れると、空間全体に重すぎる印象を与えずに落ち着きのある雰囲気を作れます。全体的に、派手な色は避け、落ち着いた色をベースにコーディネートすると、心地よい寝室に仕上がります。

・キッチン・ダイニング:清潔感と温かみのある色選び


キッチンやダイニングは、家族が集まり、食事を楽しむ重要な空間です。このエリアの色選びには、清潔感と温かみを兼ね備えた色合いが求められます。まず、キッチンでは、白や淡いクリーム色、ライトグレーなどのクリーンな色が人気です。これらの色は、明るく清潔感を与え、食材や調理器具の汚れが目立ちにくい利点もあります。また、アクセントとして温かみのあるベージュやパステルカラーを取り入れることで、居心地の良い雰囲気を演出できます。


ダイニングエリアでは、温かみのある色合いがリラックスした食事の時間を演出します。例えば、淡いオレンジやテラコッタは、食欲を刺激し、心地よい温かさを感じさせます。また、木目調の素材やアースカラーを取り入れることで、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を作り出せます。色選びにおいては、キッチンとダイニングの一体感を意識し、全体の調和を図ることが大切です。



・子供部屋:成長に応じた色の効果と工夫


子供部屋の色選びは、子供の成長と発達に大きな影響を与えます。幼児期には、明るくて元気な色(例:淡い青や緑)が、子供の好奇心や学習意欲を刺激します。成長して小学生になると、落ち着いたトーン(例:柔らかいグレーやベージュ)に変えることで、集中力を高める効果が期待できます。


また、色の選び方には工夫が必要です。例えば、壁の一部にアクセントカラー(明るい黄色やオレンジ)を取り入れることで、部屋に遊び心を加えつつも、落ち着きも保てます。さらに、成長に合わせた壁紙やペンキは、貼り替えやすいデザインを選ぶと、変化するニーズに柔軟に対応できます。色選びを工夫することで、子供の成長に合った心地よい空間を提供しましょう。

■まとめ


色選びはリフォームの成功を左右する重要な要素です。部屋ごとの色選びで失敗しがちなケースには、例えば壁と床の色が調和しない、部屋の用途に合わない色を選ぶ、または照明条件を考慮しないなどがあります。これらの失敗は、部屋の雰囲気を台無しにするだけでなく、全体的な満足度を低下させる原因となります。成功するためには、部屋の広さや照明、使用目的に合わせた色選びが必要です。また、色の心理的効果や素材との相性も考慮しましょう。慎重な計画と専門家のアドバイスを受けることで、理想的な空間を実現することができます。


■岡山県のリフォームならTKCワークスにお任せください!

岡山県岡山市を拠点に住宅のお悩み全般解決しているTKCワークスでは、どんな些細なお悩みにも対応しています。具体的には、壁の色がなんかしっくりこないから思い切って模様替えしたいな~や和室から洋室に変更する事にも対応しています。

リフォームはお客さまの人生のターニングポイントでもあり、悩む事も多いでしょう。

私たちは、どんなお悩みも親身になって対応いたします。


お気軽にご相談ください!


▼過去のお役立ち情報▼

床ぶよぶよの修繕費用はいくら?DIYでできる方法もご紹介


フローリングがへこんだ?傷修復法:簡単にできるDIYとプロの方法を徹底比較


▼過去の施工実績はこちら▼

岡山県岡山市 賃貸マンションフローリング張り替え工事